椿瀬、パワモバ辞めたってよ

今まで放置して暫定引退で、ふと思い立ったらふらっと年に1回ぐらい覗きに行くとか程度にはゲームをやめきれなかったのだが、はっきりと卒業を宣言したのは初めてだった。

去年の４月末あたりのリリースだったか？　もう記憶もあいまいだけど。
ああいうスマホMMOはたしか初めてだったと思う。
なのでめちゃくちゃハマってしまった。
ほんのちょっぴり課金もしたけど、運はないわ育て方はへたくそだわで全く強くならんし、操作もへたくそだからどうにもこうにもならない。
で、徐々において行かれてる感とか、いろいろ増えて意味わからなくなったり、各職業の役割とか、めんどくさくなってしまって、脱落した。
ギミックも全然覚えれないし、技もよくわかってない。理解する頭も気力もなかった。
ただ、ポチポチっと遊べればよかったんだが、割とガチなゲーム性能で、鳥頭のわいにはいろいろ無理でした。

ということで、楽しかったんだけど、ですこでは毎週GvGの参加表明やメンバー表が出るわけですよ。
当然出ないので、最初のうちは×押してましたが、しだいに押しにさえいかなくなり、もうやめよう辞めよう思いながらインすりゃチャットが楽しそうで、ギルド脱退をためらってしまうを半年は繰り返しただろうか。
そんな状態なのに、卒業を決意したきっかけがある。

また別のゲームの伴侶さんの一言だった。
そのころ、伴侶さんとは祝言をあげる話をまだしておらず、なのに祝言の予約を３度入れられていたにも関わらず、スルーしてぶっ飛ばした。
普段からあまり会話らしい会話もしていなかったけど、伴侶さん側から祝言の話を持ち掛けられた。
正直、乗り気じゃなかった。
メールも数分、返事をしなかった。言葉にも迷っていたし。
相手がやりたい意思がある以上、やらないとは言えない。自分はそういう性格だから。
でも、あまりやる気にならないということは伝えた。
このゲームでも、人付き合いをしていなかったからだ。
だから、祝言に呼んでも来る人がいるかとか、目立つのも好きじゃないのもあるし、不安だと正直に。
すると、自分がずっと一緒にいると書いてきた。
朝っぱらから目ん玉飛び出たね。
なんてこと言うんだこの子は！
なんかストンと落ちた。よくわかんないけど。
そして急に、いろいろと気持ち的に引っかかってるパワモバをかたずけようって思った。
唐突に。
すぐインしに行ったらメンテだった。
いつもだったらまた今度でいいやってなってたとこだけど、その日はやめる準備を始めた。
メモ帳に卒論（卒業挨拶）書いて、メンテ明けてサブから売れるもの売り出して、スクショ撮り、サブ垢ログアウト。メイン垢ログイン。メイン垢キャラを片付け、メインキャラがなだギルドに所属していることを確認してからですこに卒業挨拶、ゲームのギルドに挨拶し、脱退。
ですこも出た。
それから、初期のころから一緒だった幹部さんに個人的に挨拶をした。

辞める決心がついたとはいえ、やっぱ辛かったし、悲しかった。
思い出がたくさんあるから。
ゲームについていけなくなってから、いつも幹部さんと結婚してたらずっと楽しくやっていけたんじゃないかと後悔してたし。
でも、今やってるゲームの伴侶さんを幸せにしてあげようって思ったから、辞めれたし、後悔はしないよう今は自分ができることを精一杯頑張ろうと思う。
別に気の利いたことをいうわけでもなく、してあげるわけでもない。
どこか行きますか？　って聞かれて、いつも「遊歴」と言うしか能のない自分を、ただ棒立ちで一緒にいるだけなのに楽しいと言ってくれる人に出会えたのは……奇跡か、なんか。
からかわれてんのかな？　とちょっと構えることもあるけど。
まぁ、今はいいかな。