～が……そうです。

コーヒーが、こぼれたそうです。

いや、こぼれて新聞びっちゃになった。
……ちっ。

その後、母から電話があった。

祖母が、亡くなったそうです。

……最後に行ったのはいつだっただろうか。
いとこもちょうど居たんだが……夏で。

2日ぐらいまえ、ずーみんの顔を見て、「ばーちゃんに似てるような？」とか「そういえば全然行ってないな」とかふと思ったのは、今思うと何かの知らせか？
今年の夏も近いとこまで行ったのに、結局近寄らず。
正直、父含め父方の家族が苦手だ。

ま、いつまでも元気でいるはずもない。
９０歳超えてたから。
たしか、最後に行ったときに９２歳とか言って気がする。

って、どうこう考えてもどうにもできないこと。
いつか誓った「後悔しないよう、一生懸命に生きる」って、やっぱり難しいことだった。

後悔は絶えないけど、耐えなきゃならない。
立ち止まってはいられない。
戻れないから、前に一歩踏み出さなければならない。

配偶者側の祖父母はもういない。
生きているのは、僕の母方の祖母、一人になった。
そのうち、自分の両親の番が回ってくるのかな。
そしていずれ、自分も。