SSもあるけど、サイト更新はいつだ？

文章打つことばかりにどうにか毎日こなすのが精いっぱいで、更新作業しようというとこまで手が回る状況ではない。
配偶者を病院連れて行ったりもあるので、なかなかまとまった時間も取れずで。


そういえば先日、２０歳年下の息子と自転車ニケツしたんだが、とりあえずケツ痛いわ、怖いわ。
で、ふと、２０歳差といえば義ママの貴子さんと裕昭。
裕昭運転の自転車で二人乗りしてキャーキャー言ってる話でも書こうかな、と今日になって気付いた。
どんだけネタ出しサイクル遅いんだよ。

でも今日のSSはリンダでした。
そういえば、千恵さんと華音の初遭遇SSって出したっけ？（大丈夫か？

　　リンダSS□中学生になっちゃうたかくん


　五年生の二月のある日曜日。たかくんの中学の制服の注文に、あたしもついて行った。
　制服を専門に取り扱う、アーケード街にあるお店。入口には市内にある高校の制服がディスプレイされている。今のあたしでは見上げるほどのサイズ。でも高校へ進学する頃にはこれを着れるほどになってるのかな。まだ想像はつかない。
　店内には所狭しと学校名とサイズが書いてある箱が並んでいて、同じように制服を合わせに来た六年生であろう親子も二組、店員が対応していた。
　たかくんが進学する中学校は市立。男子の制服は学ラン、女子はセーラー服。
　あたしはもう一年、小学校。たかくんがウチにきて、ずっと一緒に小学校に通ってきたのに、来年一年は別れてしまう。
　なんだか、いやだ。

「身長高いですねー」

　中学校は近隣小学校三校が一緒になるから、当然あたしの知らない他校の人も増えるわけで、あたしのことなんて知らない人だっているし、あたしの目の届かないところで知らない女の子と……。
　なんだかいやだ。

「１７０……１７５の方がいいかもね。持ってきますねー」

　たかくん、自覚症状ないと思うけど、かっこいいから絶対に年上女子からもモテそうだし。あー、いやだなー。
　義務教育にも留年とか飛び級とかあればいいのに。まぁ、たかくんは頭いいから留年はないし、かといってあたしも飛び級できるほど特別頭がいい訳でもなかった。

「ほら、ちゃんとズボンにシャツ入れて、だらしない」
「はいはい」
「裾はちょっと長めにしときますね」
「でも、すぐに夏服になっちゃいますよね」
「そうですねー。でも夏服の間に背が伸びて、衣替えの頃にはちょうどよくなってたりしますよ」
「へぇ、そうなんだー」

　学校にいる間、あたしの目が届かなくなっちゃう。

「んー、まだ何だかしっくりこないよねー。カノンちゃんもそう思わない？」

　試着室から出てきた全身黒い学生服姿のたかくん。なぜか照れくさそうな顔をしている。
　制服の方が少し大きめのせいか、確かにまだ似合わない。でも、やっぱりかっこいい。

「うん、これは女殺しのモテモテすくーるらいふだ。憎々しい」
「え？」
「か、のん、ちゃん？」

　おっと、本音が漏れてしまったようだぜぃ。

「かっこいいよ、おにいちゃん」
「何かわざとらしいな」
「そんなことないよ、おにいちゃん」
「カノンちゃん……」


　たかくんと過ごす小学校生活も、あと一か月ほど……。