更新する気あるのか、とか言わない方向で。

サイトの更新手段はない、更新できる内容のものもない。
どうしまようね、わろりん。


なので今日は、「りんだ★りんだ」ＳＳ投下しときますね。
本編を順番に書かず、書きたいとこから書いちゃうもので、高校生編のはなしの一つで、華音語りでありますが。
とりあえず、下ネタの類です。相変わらずぶちかましててすみません。

「藤宮華音の災難！？」
続きからどうぞです。

□藤宮華音の災難？


たかくんが学校へ行った日、あたしは家中の布団を干していた。
まず自分の布団。埃を払うようにベランダでパタパタ。お父さんとお母さんの寝室は一階なのでダブルの布団はお庭に設置した布団干しに掛けてパタパタ。あれ、マットレスに箱が……。
？！！
これわ、もしや、コンドウさん！？
いや、見なかったことにしよう。

……うう、お父さんとお母さんが……。
帰ってきたらまともに見れないかも……。

最後はたかくんの部屋。夏用の肌布団をベランダに、干してパタパタ、敷布団重たいから運ぶのキライだけど、

――ゴト。

「ゴト？」

足元に何か落ちたみたい。布団を抱っこしたままちょっと移動、振り返る。

――JKS48。
――先生、下着つけてくるの忘れました～。
――成人向け。

顔がみるみる紅潮していくのが分かる。
うわぁぁん、何で今日に限ってこういうのばっかりー！ どいつもこいつもー恥を知れー！！
ベランダに敷布団をばっさり掛けると力一杯バンバン叩いてやった。

「うう……」

自分の部屋に戻るかリビングに行くかすればいいのに、なぜかたかくんの部屋でエッチな本と対峙していた。
中身が気になるんじゃない！ どんなの読んでるか気になるだけ。
こういうの、好きなのかな……この本は女子高生っぽい格好の女の人が多い。お顔はどうもそれ以上の年齢っぽいけど、現役から言わせてもらうと。

「ふっ！！」

はしたないっ！！

「ヒィ！」

ハレンチ！

「ひやぁぁぁああ！！」

見てられないっ！！

「最低だわ……」

こんな本のどこがいいのか、全く理解できない。する気にもなれない。
女の子はオモチャじゃないよ……もっと大事にて。じゃないと壊れちゃう……。
そうじゃないのかなぁ？

ふと一場面、脳裏によみがえり、頭を振った。
経験はなくても本の内容はそれとなく理解できた。
かけ……られるの？
かけたいものなのかしら、なぜ？

男の人はみんなそうなのかしら。
じゃぁ、たかくんも……？
あたしに……？

全く理解できない。

さ、掃除でもしよう。
ここは切り替えるに限る。



「ただいまー。うーん、いい匂い。今日は何？」

お母さんとお父さんが帰宅。

「はらへったー」

義兄が二階の部屋から降りてくる。

「今日はチキンチキンごぼうだよー」

と、明るく振る舞うあたし。

でも心の中では、ぐちゃぐちゃな黒いものが渦巻いていた。
ホントに、人は分からない。

□□□

「今日、天気良かったからお布団干しといたよ」
「「え！？」」

食事中、会話の途中で何となく言ってしまった今日のできごとに、我が家の男性陣の手が止まり、動揺混じりの声が同時に上がった。