きまぐれSS(義ママ編)

別にブログでSSやるのを忘れてたわけじゃない。
すでに記憶から消えてまして大変申し訳ございません(スライディング土下座

最近、ちょいちょい義ママ読み返してて、修正作業やったり、資料書き足したり、今日は新作書き始めてみたりと調子がいいので、布団干しながらふと思いついたワード
「裕昭」「エロ本」「結」「弱み」
あたりでざざーっと書いて来ました。時間で言うと30分クッキング程度です。
お久しぶりの文章なのでおかしいかとは思うけど、なんとか、着地できた、かな？

リンダ？
ちょいちょい抜けてんのよねあれも。なら書けよ！ごめんなさい。

サイトいじくるのもソフトがあれでどうしようもなくて、保存中止まるとかありえないし、どうしたものでしょう(遠い目
あのソフトで今後更新していくなら、ごっそり手直しせねばならんくて、ページ数おおいから目眩しかしない、やる気なくなる、だめじゃん。

ということで、ビミョーなSSどぞぞ。

息子を幼稚園に送った後、帰宅して家事をざっと済ませた僕は書店に向かって自転車を漕いだ。
今日こそ、成年向けの雑誌を買うんだ！
これまで何度も購入を断念してきた。子供を連れて買えるものじゃないし、人の目が気になって人が多い時間は無理。決心がつかず成年コーナーをうろうろしてたら変な目で見られるし、逃げるように帰ったな、あの時は。
でも今日は違う。普段行かない書店で、人が少ない開店直後を狙う。
信号待ちで腕時計を確認する。開店の10時まであと……。

書店に到着すると、開店時間を2分ほど過ぎたところだが、まだ駐車場、駐輪場に客の気配はない。絶好のチャンスだ。
店内の配置がわからないので、店内に入り、早足で店の奥突き当たりまで行き、曲がる。
防犯カメラ、防犯ミラーより、生身の人間の目が一番怖いので、レジにいる店員の目を避けるように奥に列から順番に探……すぐみつかった。
店の入り口は子供向け、奥に行くほど大人向けって感じか。秘密の花園を目の前に、どれにしようか悩んでしまう。
特にこれといったジャンルは考えてなかった。ぱっと見て、これだっての……も手に取れない。
僕にはレベルが高すぎる！
買う気満々で来たくせに、獲物の前で怖気づいてしまった。
いかん、ここに長時間いるわけにはいかない！
早く、決断を！
本に手を伸ばす。
この、巨乳のお姉さんで……！

「裕昭はこういうのが趣味でしたか」

聞き覚えのある、ものすごいある声の方を恐る恐る向く。伸ばした手はそのまま。本はまだ掴んでない。

「ゆ、結さ……」

一番最悪な人に見つかった。めちゃくちゃ冷やかされるに違いない。春斗さんにも勝手にしゃべっちゃって、きっと冷たい目で見られるんだ。
なんかもう、いろいろ終わった。



結局、買えなかった。
あげく帰りが結さんと一緒とかもう終わった。

「本、買うんじゃなかったの？」
「もういいんです、ホントに放っといてください」
「うん、余計なお世話だね、ごめん」

こうしてまた、僕はいまいちぐっと来ない妄想で頑張らねばならないんだね。何分、経験値がない分どう補いようもなく、だから……なのに……。

「手伝おうか？」
「バカじゃないですか？ バカにしないでください！ 一人でできます！」

バカは僕だ……。

言うまでもなく、結さんは腹筋が崩壊するほど笑い続けた。

「お腹痛い、お腹痛ぃっひっひっひゃーヤバいゃっはははは」

家に着くまで笑われた。


もしも万が一、そんなことは断固ないけど、そんなことしたら、僕は一生、結さんに弱みを握られるようなことになるのでは？
もう十分何かを失った気はするんだけど。

毎日結さんに会うたびに、「一人でできた？」とか言われるのではないかと思い、しばらく気が気じゃなかった。